誰かが言っていました

誰だったか…

『浪費からは、時に輝ける文化が生まれますが、倹約や貯蓄から、一体何が生まれるでしょう』

給料日までは一週間。残りの食事の全てが、ふりかけご飯になろうとも。出会うべくして出会ってしまった洋服を、なにがなんでも手に入れていたのは若さゆえ。
その時一番大切だったのは、美容院に立つ自身の服装で。他の何より、一番大事な事でした。(どうかと思いますが)

時は経て。
美味しいご飯を食べたいし、知らない何処かにも行ってみたい。貯めたお金は大切で、安心感で、先の糧。
娘の顔と、奥さんの呆れ顔を思い浮かべて、 踏みとどまって。無理な散財をしなくなったのは、私が大人になって、得たひとつ。

ひとまず、今まで生きてきて。着る洋服のためにかけた時間と投資をもってして。数々の、数々数々の失敗の先に行きついた所は「定番、王道」

Tシャツも、ジーンズも、カバン、靴も、持ってるモノは大定番で、白黒灰と紺色くらい。
そこに行き着く事が、わかっていたなら伝えたい。昔の私に言いたい事は「どうやら、結局、定番みたいだよ」

流行り言葉を使えば「ノームコア」
normal + hardcore で「究極の普通」なる格好が、巷で流行っているらしい今日このごろ。

暑がりな私は、一足はやく春夏物を出して、秋冬物を整理しようと、クローゼットを見回して思ったことは、いままで一度も思わなかったこと。
「なんだか、つまんない」と思い至りました。

それらの服が、今も大好きな事には変わりありません。長年連れ添った相棒たちの、完璧な安心感無くして、明日着たい服が、それら以外にない事は明白。
ただ、そこには「普通」しかなく、「刺激」が無い事に気づき、思い至り、あいなりました。

普通が流行してると言われると、普通でいいの❓と、問われているような気がしてきて。
至った私の行動は、その日の服に刺し色を、違和感を、ポイントを一つ盛る。
そのための何かが欲しくなりました。

まずは

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イカした赤い帽子と

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足袋みたいなナイキ

これからも、ずっと好きなのは、たぶん「定番、王道」
ただ、思い至った今は、すこしだけ、横に見つけた砂利道に入ってみて、久しぶりの「服欲」に、かられようと思います。

…少しだけ

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