ある日のこと

中学生の男の子と

バスケットボールの話になって、

…となれば、バスケマンガの金字塔『スラムダンク』以外に無いと思うのは、もはや「おじさん」のようで。今は、『黒子のバスケ』なるマンガが、世のバスケ少年の、バイブルになっている事を知りました。

思い出したのは、若い頃に出会ったおじさんの事。

どんな音楽も、ビートルズが全てやり尽くしたと言ってはばからない、飲み屋で出会ったおじさんと話した思い出で。氏曰く、ロック、ダンス、ポップス、その他多くの音楽の起源はビートルズにあり、以降はビートルズの派生か発展か真似でしか無いと、夜の深い時間まで、せつせつせつと語っていた熱量に圧倒され聞きつつも。酔いつつも。反論する知識も、体験も持たない私はボンヤリと、「主観で言いきってしまうおじさん」に違和感を覚えた、お酒を憶えたばかりの頃の事。

『スラムダンク』がいかに素晴らしい作品で、その作品世界の素晴らしさを せつせつせつと説き始める前に、踏みとどまって

「なんか古い」
「ノリが分からない」等々、

中学生の主張に耳をかたむけつつ、ネガティブオンパレードの後に、

「でも最後の方、セリフ無しで試合の描写を描く所はカッコ良かった」

と、そこについては認めるようで、

私も、こころの底から同感なので、

伝えた事は、

「その後の話があるの、知ってる?」
「知らない」と答える彼に教えた(押し付けた)のは

大人気なく、好きなモノをゴリ押ししてしまった、おじさんへの一歩を無事に踏み。ビートルズおじさんは元気かなと、懐かしみ。

好きじゃなくて、大好きな事を話す時。多少目を血走らせながら、話しきってしまうのは、しょうがない事なんだと受け入れる。

受け入れた上で。

同じ干支の同僚に借りた、最近のバスケマンガにどっぷり浸る、秋の夜長の終盤頃。

LINEで送る
Pocket